てつさんはフツメン

平凡な男子大学生。思いついた事を発信していきます。

海辺のカフカ、感想。

 

村上春樹、「海辺のカフカ」のレビューです。

 

 

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

 
海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

 

 

 

 

他の方のレビューを見るとどうやら「海辺のカフカ」は村上春樹の本の中でも比較的読みやすいみたいですね。

僕は今回初めて村上春樹さんの本を読んだので、他の作品と比べてどうこうといった事はあまりないんじゃないかな、と思います。

ノルウェイの森」の映画は見たけどね。

 

あらすじ(とても簡単に)

 

①15歳の誕生日を迎えた少年、田村カフカが東京の野方から香川県の高松に家出。

高松にある甲村図書館や山奥のキャビンでの生活を通して世界一タフな15歳になっていく。

 

➁東京の野方に住む初老のナカタさんが不本意に人を殺す。逃げるわけではないが、

そこに行けばきっと何かが分かるといい、高松へ行くことになる。

 

海辺のカフカ」では①の物語が奇数章で、➁の物語が偶数章で交互に描かれていて一見関係の無い物事がだんだんと関連性を持ち出すといった内容。

 

感想

 

文章の構成で言えば、交互に話が展開していくので続きが気になってかなり引き込まれました。

あと細かいところだけど、田中カフカ君は15歳だというキャラ立ちが見事に出来てたように感じます。例えば会話文にかんじじゃなくてひらがなを使うとかね。

 

内容だけど僕が一番に思ったのは、あるモノやコトを必ずしも自分の言葉で表現できるとは限らないということ。

それを感じたのはこの文。

「そして俺はその話をこの先たぶん誰にもしないだろうと思う。たとえ君に対してもだ。そして君もたぶんその話をこの先誰にもしないだろうと思う。たとえ俺に対してもだ。俺の言っている意味はわかるかい?」

「わかると思います」と僕は言う。

「どういうことだと思う?」

「ことばで説明してもそこにあるものを正しく伝えることはできないから。本当の答えというのはことばにできないものだから。」

 

なんとなくイメージできましたか?

僕はこの文を読んで『めっちゃわかる~!』って思いました。

自分が伝えたいことを誰かに言ったとしても、相手が違う解釈をしたり、自分がそれに当てはまる言葉を知らなくて言えなかった場合、伝えたことになりませんよね。

例えば、

 

A「向井理ってかっこいいよね。」

B「たしかに。イケメンだよな。」

A「まぁそれもそうだけどさ、それだけじゃないじゃんか。

なんていうかさぁ、大人の色気っていうか、ミステリアスっていうかそういう雰囲気あるじゃん。」

B「あーそういうことね。なんとなく分かるわ。」

 

僕が言いたいのは、この「なんとなく」の部分を正確に伝えるのは難しいってことです。

言葉に詰まる感じ。自分では分かっているのにそれを言葉にできないもどかしさって誰もが経験したことあると思います。

 

海辺のカフカ」ではそれを感じられる作品かなと個人的に思います。

興味がわいた人は是非買って読んでみて下さいね(^^)/

 

f:id:tetsu_san:20190316162847j:plain

 

 

またねー!